アズキとササゲ#2・背曲がりのササゲ

こんにちは、ダンナの人です。

ただ健やかに、、というのが奇跡的なことなんだなと感じることが多くなりました。病気や怪我だけでなく、アズキのようにハンデを負って生まれてくる子もいます。

比較的メダカに多いのは背骨に問題がある子。

背曲がりのササゲ

この冬生まれた黒星河の子供たち。

体がある程度できてきて遊泳力も付いて来た頃、隔離ネットから本水槽へと放たれました。超小型水槽とは言えチビっ子達にはまだまだ広い20cmキューブ水槽です。

各々がこの広い水の中を泳ぎ回り始めた時、この子の異常はすぐにわかりました。

背中が曲がっていたのです。

背骨の異常にも色々有るのだけど、概ね遊泳力が低くバランスを保つのが難しくなります。

この子の場合は頭の後ろ辺りから波打ったように曲がってしまっている様子。症状は軽めでパット見はそれほど曲がっているようには見えないのだけど、体がうまく動かせないのか頭が上がって「立ち泳ぎ」の様な泳ぎ方になってしまっています。

上手く泳げない子は餌を捕るのも下手なので自然界で生き残るのはほぼ無理。飼育下でもなかなか難しいのだそうです。

とは言え、出来ることはありません。

気には成るけど余り意識しないようにしました。

 

それから1ヶ月ほどが経ち、黒星河の子供たちは36cm水槽へと引っ越しをしました。

この子も相変わらず不器用な泳ぎ方だけど、性格の方は随分ヤンチャなようで周りの兄弟たちにガンガン喧嘩をふっかけて追い払い、ゴハンにありついているようです。逞しい。

 

それからまたしばらくして、、この子の泳ぎ方に変化が出てきたのです。

(*”ー”)・・・アレ?

背骨、、、まっすぐになってない?

 

よく見ると今でも少し歪みは有るのだけど以前のように立ち泳ぎに成るほど曲がってはおらず、気をつけてみなければ気づかないぐらい真っ直ぐ(水平に)泳げるように成りました。

なんですかね?良い整骨院でも見つけたんですかね?

 

おそらくはヒレが成長したことで背骨に負担の掛からない泳ぎ方が出来るようになったとかそういう事ではないかと思います。

 

逆に、、

この子。

コチラは遠目でも背骨が曲がっているのがわかると思います。

 

このこの場合は生まれ持った異常ではありません。

写真では見えにくいのですが、、、というか見えにくいというのが問題で尾びれが殆どないのです。

この子は小さい頃に成長の早い他の兄弟達に突付かれすぎてヒレを怪我した子です。多少ヒレを噛じられても大抵回復するのですが、このこの場合カナリ深く根本を噛じられたようで尾びれの上半分くらいは回復したのですが、下半分は欠けたまま。

そのせいで体全体をヒレのように動かして泳ぐので背骨に負担がかかってるようです。

 

パット見は痛々しいこの子ですが、実はとても元気で食欲も旺盛。

少し泳ぎ方が不格好なだけでスクスク育っています。

逆に見た目に問題がなくなってきたこの子のほうがどんどん痩せていきました。

アズキのときのことも有ったのでご飯が食べれているのか観察をしていたのだけど、ちゃんとゴハンを把握して口に入れています。でも痩せていく。

なにかオカシイ。

 

他のことの体格差も大きくなりまるで成長しないまま痩せていくので、とにかく食べられるようにと優先的に給餌をして見ていると、どうにも、食べれているようで食べていない様子?

口に入れるのだけど殆どを吐き出してしまっていました。

なんでヽ(´o`;

同居人が出来たアズキ

どんどん状況が悪化していくので、迷いましたがこの子をアズキの居る隔離水槽へ移すことにしました。

この頃アズキはすっかり回復して元気になっていたこと、まず喧嘩はないだろうと言うこと、どちらもゴハンを上手く食べられないので取り合いにはならなそうだという事。

同居させると隔離の意味がない気もしたけどデメリットは少なそうだったので移動させて様子を見ることに。

多少レイアウトが変わったけど、この子にとっては生まれた水槽だから帰ってきたような感じなのかな?

アズキも何となく気配は解るようだけど、やっぱり喧嘩になることは無くそれぞれマイペースに過ごせているようです。

こうして食事問題を抱える2匹の同居生活が始まりました。

ササゲ、名前をもらう

どうにも個性的なこの子。色的にも変わっていて赤系でも無いのにピンク色でラメも入って墨も入ったごちゃごちゃとした斑な子。そして、、顔が、、。あまり整ってないε-(´∀`; )

コレまでの写真で気がついた方もいるかもですが、どうやらこの子は口というか顎にも問題が有るようで、口がうまく閉じられないようです。

上から見ても口が真っ直ぐではなく斜めに。

まぁ、愛嬌があるとは言えるかな?

 

ずっと「この子」や「あの子」。「斑の子」と呼んでいたのだけど、アズキとの同居をキッカケに奥様がこの子に名前を贈りました。

この子の名前は「ササゲ」

なんでも小豆に似たえんどう豆の仲間なのだとか。

アズキとは共通点も多いから良い名前なのかもだけど、正直この子に名前を付けるのは反対でした。

名前をつけるとどうしても愛着が増してしまいます。

痩せて体力も落ち、底の方でじっとしていることの多くなったササゲがおとなになれる可能性はあまり高くは無さそうです。名前をつけると辛くなりそうな気がしていました。

ゴハン探し

ともかく、名前に関係なく簡単に諦めるわけに行かないのでやれることを探してみます。背中はまだ少し曲がっているけど泳ぐのには支障は無さそう。栄養さえ取れれば何とか回復できるんじゃないだろうか。

何処に問題が有るんだろうか、、。

一見食欲は有って自分から食べようとしている様子。ならまだやり様は有るのでも観察を続けてみました。すると2口目は吐き出しているものの、1口は食べれているようにも見えます。

飲み込めないのかな?

粒が大きいのかとおもいパウダータイプの餌に戻したりしてみたものの、パウダーだと細かすぎて口がうまく開け閉めできないササゲには食べにくそうです。

ある程度のサイズのゴハンを少量ずつ、なら何とか口にすることが出来るみたい。

パット見は普通に泳げるようになっているようでも普通の子に比べると泳ぐのにエネルギーは使っているようだし、今の食べられるペースでは消費が多すぎて痩せていっている、、という状況なのかな?

ということで今できる対策として、1日の給餌回数を増やせるだけ増やしてみました。1粒食べたら時間を置いて、、、また少しして1粒。猫食い的に。

こうすることで少しお腹は膨れ、糞もするように。

ちょっと、、回復してきた!

 

しかし、これは、、、とても現実的じゃない。

 

こんな完全介護状態を維持できるわけもなく、別の方法を見つけないといけません。

幸いこの方法で体力は戻ってきているようなのでミジンコを捕食できるかもしれないと思い与えることにしてみました。

ミジンコの良いところは「長時間水槽の中で生きられる」という点。そして同居しているアズキはミジンコを捕まえることが出来ない(多分ミナミさんも)のでササゲが自分のペースで食べない限りミジンコはそこにいて、付きっきりで給餌しなくても餌に困らないかもしれない。

ミジンコ効果はてきめんで、徐々にふっくらとしてきたササゲ。

しかし、、これはコレで問題が、、。

 

主食に出来るほどミジンコを安定供給するのが難しい。

という問題にぶち当たるのです、。

 

もう少し暖かくなってくればミジンコの繁殖量も増えるのだろうけど、今は水温も低く維持するのが精一杯でたまにゴチソウとして与えられるくらい。勿論飼育規模を大きくしていけば何とか成らなくもないかもだけど、、。

初めてのブラインシュリンプ

そこで目をつけたのがこれだ(*`へ´*)r

稚魚飼育の定番ブラインシュリンプ!ずっと気になっていたのだけど冬場は少し面倒も多いということで迷っていたのでした。

これは小型の甲殻類で主に休眠卵の状態で販売されています。

この卵を孵化させることで栄養タップリの活餌を安定供給出来てしまうのだ。

 

ブラインシュリンプの特徴は何と言っても高カロリーな点。

生まれたての針子のように、孵化したてのブラインシュリンプはヨークサックと呼ばれる栄養袋を持っています。卵から引き継いだこの栄養袋がとても高カロリーなのです。

一見完全食のようにも見えますが、勿論欠点も有って、、。

 

やっぱり、手間がかかるのです。

海水で孵化させるため、給餌の際には塩抜きをしなくてはいけないし、卵の殻は分解されないので生まれたブラインシュリンプと殻、孵化しなかった卵をわけなくてはいけない点。

水温も高めに維持しないといけなくて冬場はどうやって加温するかも問題です。

 

手がかかりすぎて大変だから手の懸かりにくいミジンコ給餌にしたらやっぱり大変なので結局手間のかかるブラインシュリンプに、、アレ?

 

便利な孵化器と言うものもあるのですが、少量であればもう少し簡単に孵化させることも出来る様子。

「皿式」と呼ばれる方法のようです。

まずは塩水。少量を用意するのは難しいので500mlのミニペットボトルに規定量の粗塩を溶かして作っておきました。

それを適当な小さいケースに浅く注ぎます。

コチラがブラインシュリンプエッグ。

この卵をほんのすこしだけ取って先程の容器の塩水へ。

バシャバシャ、、、。

多かったかな?

後はこれを水槽の縁に引っ掛けて放置、、、するだけ!

ココまでは結構簡単です。

水槽の水温が26度前後。ブラインシュリンプの孵化に必要な水温は28度、、となっていますが、メダカの孵化が250度と呼ばれるように、低い水温なら孵化までの時間が長くなるだけで20度以上有れば孵化はするようです。

この方法だと大体24〜36時間くらいで孵化していました。

光に集まったところをスポイトで吸い取り、茶こしを使って濯いでササゲに与えてみると、、。やっぱり動く活餌は本能をくすぐるようで追い回してぱくぱくと食べ始めました。

生まれたてのブラインシュリンプは想像していたよりも小さく、それでいてパウダーフードほどでもないのでササゲに丁度いいサイズのよう。喉に支えることも吐き出すこともなく食べれていました。

これは、、、良いかも!

 

ブラインシュリンプは淡水では生きられないのだけど、それでも数時間は大丈夫なようなので、給餌に追われることもなくササゲのペースで食べれるんじゃないかな?

ミジンコとはまた違う欠点というか手間は有るのだけど、休眠卵で保管できるというのは大きく、ミジンコが安定しない間の餌としては十分です。

本日の対戦結果

ということで、ゴハンの取り合いのない空間と自分にあう食事を手に入れたササゲは、、

太ったε-(´∀`; )

いや、太るまではいかないのかな。でもお腹がポッコリするくらい食べられるようになりました。

少なくても、今日明日を心配する状態は脱したと思います。

だけど、繋がりはしたものの、今後どうなるのか難しいところなのは変わりません。口、喉、消化器官、骨格。色んな所に問題を抱えている状況が変わったわけでも無いです。

大きくなれば、人工餌も上手く食べられる様になるかも知れない。

でも大きくなると消費エネルギーも増えていくわけで、、。

 

うーん。

おとなになったササゲを見ることは出来るのでしょうか。

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